Search


Category Archives



2006年12月03日

K−1ワールドGP2006の結果

 K−1ワールドGP2006決勝戦(12月2日)が、東京ドームで行われた。
 “絶対王者”セーム・シュルト(33=オランダ)が優勝し、史上4人目となる連覇を達成した。→ranking

 決勝では壮絶な接近戦を展開し、ピーター・アーツ(36=オランダ)に判定勝ちした。来年は史上初の3連覇に挑むことになる。
 また、引退を宣言していたアーネスト・ホースト(41=オランダ)は準決勝でセーム・シュルトに敗戦し、残念ながら花道を飾ることはできなかった。

 こわばっていた表情が一気に崩れた。勝ち名乗りを受けたセーム・シュルトは、コーナーポストに上がり両手を高々と突き上げながら、雄叫びを上げた。

 「連覇を達成できてうれしい。強い相手ばかりだったけど3試合すべてでいいパフォーマンスを見せることができた」と。

 準々決勝でジェロム・レ・バンナ、準決勝でアーネスト・ホースト、そして決勝ではピーター・アーツとK―1の歴史に名を残すつわものを倒し、頂点に上り詰め、腰に巻かれたベルトを見つめていた。

 その強さから“絶対王者”と呼ばれ周囲からは常にターゲットにされ、またプレッシャーもあったとのこと。今年初めには主催者側がルールを改正され、クリンチを厳しく取り締まるようになりセーム・シュルトも戦術の変更を余儀なくされてしまった。今年3月のピーター・アーツ戦、6月の崔洪万(チェ・ホンマン)戦は新ルールへの対応が間に合わず判定負けをしてしまった。しかし、3カ月間で見事に修正した。開幕戦ではブレギーに1回KO勝ちした。この日も派手な勝利はなかったが前蹴り、ひざ蹴りを有効に使い危なげなく白星を3つ重ね、優勝した。

 連覇はピーター・アーツアーネスト・ホーストレミー・ボンヤスキーに次ぐ4人目だが、3連覇を達成した者はまだいない。「今はこの喜びをかみしめたいが、今後は3連覇を目指して頑張るよ」とのこと。試練の1年をくぐり抜け、強さを増した“絶対王者”の背中からは長期政権を予感させられる。

 また、史上最多4度の優勝を勝ち取っているミスター・パーフェクトトが、14年間に及ぶ戦いに終止符を打った。今大会限りでの引退を決意して挑んだミスター・パーフェクトは、準決勝で連覇を飾ったシュルトに判定負けをした。世代交代を告げる敗戦とともに一時代を築いた41歳が、リングから去った。

 引退セレモニーでは「皆さん、応援ありがとうございます。14年間、K−1で試合をしました。楽しみました」と流ちょうな日本語で挨拶をした。涙を流しながら四方にお辞儀する姿は、異国で愛された男の感謝の表れだったと思う。

 それでも、意地は見せたと思う。準々決勝でハリッド“ディ・ファウスト”に判定勝ちし、格闘技、プロレスを合わせて通算98勝目となった。その余韻にひたることなく、現役王者を相手に勇敢に戦ったのだが、「5回優勝というのは欲張り過ぎだったね」と。そう語る引き際までもが「パーフェクト」だった。 →ranking




comments

comment form

(芸能ニュースの倉庫 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form